埼玉県秩父市で毎年12月に行われている秩父夜祭。
このお祭りは、京都祇園祭や飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の1つに数えられている有名なお祭りになっています。
今回は、2023年の秩父夜祭の日程や開催場所・見どころ・混雑状況・アクセス方法・駐車場情報を詳しく紹介します。
見どころ
秩父夜祭りの見どころは、お祭りに登場する絢爛豪華な2台の笠鉾と4台の屋台の曳き回しと夜に打ち上げられるダイナミック花火です。
12月2日の宵宮は前夜祭で、一番盛り上がるのは12月3日の大祭になっています。
また、このお祭りでは木彫りの細工、刺繍が施された織物、一面の提灯で飾り立てられた山車が登場します。
宵宮
宵宮の見どころである『山車のすれ違い』は、屋台同士がぶつかりそうになるくらいの距離で進んでいきます。
その光景はとても迫力があり、圧巻するほどですよ。
大祭
大祭では、朝9時から翌朝未明までひき廻しがあります。
昼間は、宵宮と同じで市内を引き廻していき、夜には秩父神社〜市内の本町、中町、上町を通り、御花畑駅の裏にある『御旅所(おたびしょ)』に辿ります。
そして、翌朝まで時間をかけてまた各々の町内に還っていきます。
大祭での見どころは、ルートの途中にある団子坂(だんござか)という坂を、重さが12トン〜20トンある山車を、多くの人が綱を引いて人力で上がっていくところです。
最大20トンの山車が曳き上げられるさまは、大迫力で群衆は熱気に包まれて、このお祭りのクライマックスといえるほどの一大イベントになっています。
花火
もう一つの見どころである花火は、例年二日間でおよそ6000発打ち上げられます。
国内でも大規模な花火大会として知られています。
オープニングスターマインや大輪の花を咲かせる尺玉、黄金の滝など迫力のある花火が見ることができます。
3日に行われる団子坂の曳き上げに合わせて、次々と打ち上げられる花火はとても美しく、空を冬花火が彩ります。
鮮やかな花火と山車のコラボは必見になっています。
歴史
秩父夜祭りはの起源は、今から約300年以上前まで遡ります。
1716年〜1829年の江戸時代中期頃に、秩父神社で行われた絹織物市「絹大市」の経済成長とともに盛大な祭りへ発展したといわれています。
秩父夜祭りの秩父祭屋台は国の重要有形民俗文化財、秩父祭屋台の祭り囃子、踊り、秩父神楽は重要無形民俗文化財は登録されており、国宝級のお祭りになっています。
また、2016年(平成28年)12月1日には、ユネスコの無形文化遺産として日本の山・鉾・屋台行事が登録されています。
秩父夜祭は、300年以上続く伝統の祭りとして全国に知られているお祭りになっています。
2023年 秩父夜祭 日程・開催場所
2023年 秩父夜祭 | |
日程 | 12月2日(宵宮)、12月3日(大祭) 毎年12月2日(宵宮)、12月3日(大祭)に開催 |
開催時間 | 12月2日:午前中~20:00頃 12月3日:9時〜翌朝未明 |
開催場所 | 秩父神社および周辺市街地 |
住所 | 埼玉県秩父市番場町1-3 |
マップ | |
お問い合わせ | 秩父市役所観光課 TEL:0494-25-5209 秩父夜祭観光祭実行委員会 TEL:0494-21-2277 |
公式サイト | http://www.chichibu-jinja.or.jp |
混雑状況
秩父夜祭りは、例年20万人以上の観光客が訪れます。
見どころでもある山車巡回ルートでは、毎年混雑がみられています。
また、夜には花火が打ち上がるためその時間も混雑が見込まれます。
お祭り終了後には、一斉に帰宅する人で最寄駅に行列ができたりと非常に混雑するため、混雑に巻き込まれたくない方は、早めに帰宅するなど工夫をするようにしましょう。
車でお越しいただく方は、会場周辺道路で例年渋滞が発生しています。
駐車場も用意されていますが、早いうちに満車になってしまいますので、時間に余裕をもって向かうようにしましょう。
満車など気にせずにスムーズに駐車したい方は、事前に交通規制の場所を確認した上で、近くのコインパーキングを事前に予約をすることがオススメです。
屋台
お祭り期間は、1000店を超える屋台が出店されます。
定番の食べ物や飲み物を始め、味噌ポテトなどの秩父でしか食べられない珍しいグルメやB級グルメが食べられます。
山車を見ながら、ぜひ屋台の食べ物も楽しんでみてくださいね!
アクセス方法・駐車場情報
電車
●西武秩父駅から徒歩で20分
●秩父駅から徒歩で3分
車
●狭山日高ICから約1時間
●花園ICから約50分
駐車場情報
例年、お祭り期間中は臨時駐車場が用意されています。
料金は普通車1,000円、バイクなどの二輪車は500円ほどの駐車料金がかかります。
①宮地グラウンド | |
住所 | 埼玉県秩父市上宮地町35 |
マップ | |
利用時間 | 2日:9:00~21:00 3日:7:00~24:00 |
収容数 | 約500台 |
②道の駅ちちぶ裏 | |
住所 | 埼玉県秩父市大宮4625 |
マップ | |
利用時間 | 3日:9:00~24:00 |
収容数 | 約700台 |
③南小グラウンド | |
住所 | 埼玉県秩父市野坂町2-14-29 |
マップ | |
利用時間 | 2日:9:00~21:00 3日:7:00~24:00 |
収容数 | 約250台 |
④西小グラウンド | |
住所 | 埼玉県秩父市金室町9-46 |
マップ | |
利用時間 | 3日:7:00~24:00 |
収容数 | 約300台 |
⑤一中グラウンド | |
住所 | 埼玉県秩父市滝の上町9-22 |
マップ | |
利用時間 | 3日:9:00~24:00 |
収容数 | 約300台 |
⑥花の木小グラウンド | |
住所 | 埼玉県秩父市上町2-21-37 |
マップ | |
利用時間 | 3日:9:00~24:00 |
収容数 | 約300台 |
⑦二中グラウンド | |
住所 | 埼玉県秩父市上町3-13-48 |
マップ | |
利用時間 | 3日:9:00~24:00 |
収容数 | 450台 |
⑧秩父ミューズパーク・スポーツの森 | |
住所 | 埼玉県秩父郡小鹿野町長留 |
マップ | |
利用時間 | 3日:9:00~24:00 |
収容数 | 500台 |
満車など気にせずにスムーズに駐車したい方は、近くのコインパーキングを事前に予約をすることがオススメです。
イベント場所近くのコインパーキングの中で1番金額が安く、事前予約出来るサイトはこちら↓
交通規制
例年、お祭り期間中は会場周辺道路で交通規制が実施されています。
本年度の情報更新がされていないため、2019年度の交通規制情報を紹介させていただきます。
車でお越しいただく場合は、事前に確認してから向かうようにしましょう。
まとめ
今回は、埼玉県秩父市で行われている秩父夜祭を紹介しました。
秩父夜祭は日本三大曳山祭の1つに数えられている有名なお祭りになっているため、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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