京都府京都市山科市で毎年2月11日前後の日曜日に阿含宗主催で行われている『阿含の星まつり(あごんのほしまつり)』。
京都の冬の風物詩として知られています。
今回は、2024年阿含の星まつりの日程や見どころ・歴史・アクセス・駐車場情報を紹介します。
阿含の星まつりとは?
正式では、『火の祭典・阿含の星まつり神仏両界大柴燈護摩供(しんぶつりょうかいだいさいとうごまく)』という名称になっています。
非常に長い名前のため、阿含の星まつりと省略をして呼ばれているそうです。
阿含の星まつりの星という意味は、夜空に輝く星という意味ではなく、人が誰しもが持つ”運命の星”という意味になります。
星の種類は、『もともと生まれながらに持っている運命の星である運気』と『毎年巡り来るものである運期』の二つの種類があります。
このお祭りは、旧暦の年初めに護摩を焚いて運命の星を祀り、人々の幸せと平和を祈る祭典になっています。
見どころ
このお祭りのメインイベントとなる大護摩壇への点火が見どころになっています。
大護摩壇への点火は、山伏さんが大きな松明を持ってそこに火をつけます。その火を2つある大護摩壇に点火をしていきます。
火をつけると、杉の枝葉で覆われた大護摩壇から煙がでてきてみるみるうちに大きな炎があがります。
今日は父の代理で阿含の星まつりに行きました。近くに座るとかなり熱が届きます。山伏達は物凄い熱さなんだろうと思いました。 pic.twitter.com/z868lLVWga
— 宇髙徳成 (@udakanorishige) February 11, 2019
その大きさはとても大きく、勢いよく燃える炎と煙に圧巻してしまうほどの見ものになっています。
観客席にいても、炎の熱が伝わるほどです。
●正面祭壇向かって右が祈願成就の神界壇
●左が先祖供養の仏界壇
観客から寄せられた護摩木をお焚き上げします。
その後も、読経と太鼓の音が響く中で次々と護摩木を投げ入れ、柄杓で水を掛けながら燃やし続けます。
水をかけないと炎の勢いが強く、熱くて山伏さんが近くに寄れないそうです。
お祭りに足を運ぶ際は、点火をしている光景を見逃さずにご覧くださいね!
歴史
このお祭りの始まりは、1975年(昭和50年)まで遡ります。
約40年以上前から行われている伝統的なお祭りになっています。
阿含の星まつりは、中国の道教で行われていた冬至の祭儀が起源といわれています。
始まった当初は護摩壇は一つで行ってきましたが、1981年(昭和56年)からは護摩壇が2つなりました。
1994年には、今の名前である「神仏両界大柴燈護摩供」と呼ばれるようになりました。
会場である阿含宗(あごんしゅう)は、1954年(昭和29年)に桐山靖雄(きりやませいゆう)横浜生麦に創設した観音慈恵会を起源としています。
そして1978年(昭和53年)の4月8日に立宗されました。
阿含の星まつりは、阿含宗最大の行事として今でもその伝統を受け継がれて、毎年開催されています。
2024年阿含の星まつりの日程・開催場所
2024年 阿含の星まつり | |
日程 | 2024年2月11日 |
時間 | 9:30〜15:30 |
開催場所 | 阿含宗総本殿 境内地 |
住所 | 京都府京都市山科区北花山大峰町17-5 |
マップ | |
お問い合わせ | 阿含宗関西総本部 TEL:075-761-1141 |
公式サイト | https://www.agon.org |
混雑状況
毎年、約50万人の観光客で会場が賑わいます。
お祭り期間中は、駐車場の用意がないため車でお越しいただくことはできません。
なお、近くに駐車場もないため交通機関を利用してお越しいただくことになります。
京都駅から有料のシャトルバスがでていますが、例年シャトルバスはかなりの混雑がみられます。
シャトルバスの本数はかなり多いので、乗れない心配はありません。
しかし、会場に向かうためにはシャトルバスを下車して徒歩で山道を15分ほど歩くことになるため、早めに向かうことをおすすめします。
アクセス方法・駐車場情報
電車
●近鉄線京都駅よりシャトルバスあり
バス
●『四条河原町』『五条京阪』バス停より京阪バスに乗って「上花山花ノ岡町」下車し、徒歩で約5分
●京都駅八条口(アバンティ側)(貸切バス乗降場)より有料シャトルバスを運行(有料300円)
シャトルバス運行時間:午前8時30分~午後2時30分
車
●最寄り駅の京都駅まで鴨川西ICより約7分
駐車場情報
お祭り期間中は駐車場の用意はありません。
シャトルバスが出ている京都駅周辺で収容数の多い駐車場を紹介します。
●タイムズイオンモールKYOTO | |
住所 | 京都府京都市南区西九条鳥居口町1 |
マップ | |
利用時間 | 7:30~00:30 |
料金 | 20分/200円 最大料金1000円 |
収容数 | 1125台 |
●京都駅ビル(西) | |
住所 | 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下る東塩小路町940 |
マップ | |
料金 | 6:00〜00:00 60分/600円(60分以降は30分/300円) 00:00〜06:00 60分/200円 最大料金3000円(24時まで) |
収容数 | 1090台 |
●タイムズ京都駅南第4 | |
住所 | 京都府京都市南区東九条西岩本町5 |
マップ | |
料金 | 8:00〜19:00 30分/220円 19:00〜8:00 60分/110円 最大料金880円(駐車後24時間) |
収容数 | 15台 |
比較的に駐車可能な駐車場を紹介しました。
駅近場の駐車場は満車になりやすいため、車でお越しいただく際は早めに向かって駐車場を確保するようにしましょう。
まとめ
今回は、京都府京都市で行われている阿含の星まつりを紹介しました。
このお祭りは入場料もかからないため、気軽に足を運ぶことができます。
点火はとても迫力があるので一度は見てみてほしいです!
寒い時期の開催になるため、暖かい服装をして向かうようにしましょう!
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