奈良県奈良市雑司町で毎年行われている修二会(しゅにえ)。
大きな松明が有名なお祭りになっています。
今回は、2024年修二会の日程や開催場所・見どころ・歴史・アクセス方法・駐車場情報を紹介します。
修二会とは?
修二会というのは、日本の仏教寺院によって催される法会の1つといわれています。
奈良の早春の風物詩とも呼ばれており、毎年3月1日から14日まで行われます。
●なぜ修二会というのか?
もとは旧暦2月1日から行われていたものだったそう。
二月の修する法会という意味を込められて『修二会』と呼ばれるようになりました。
修二会の正式名称は、「十一面悔過(じゅういちめんけか)」といいます。
十一面悔過の意味は、私たちが日常に犯している様々な過ちを、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で、懺悔するという意味になっています。
修二会は1250年以上前から、一度も途絶えることなく引き継がれている歴史深いお祭りになっています。
お水取りの意味とは?
東大寺の二月堂で行われる修二会を、一般には「お水取り」と呼ばれているそう。
”お水取り”という名前の由来である水取は、二月堂前にある井戸(若狭井)から水を汲んで十一面観音に捧げる儀式となっているそう。
見どころ
引用:https://xn—-kx8am9ow8cv7f5tnxma.jinja-tera-gosyuin-meguri.com
修二会の見どころは、12日に行われるお水取りと籠松明です。
お水取りは、3月12日の深夜1時半(13日の午前1時半)に行われます。
籠松明が登場する時間帯は19時半からになります。
お祭り期間中は、12日と最終日の14日以外は、毎日10本の松明でお松明が行われます。
12日だけは、通常の松明より大きな籠松明が登場するため、見どころの一つになっています。
古都・奈良に春を呼ぶ #東大寺 二月堂の修二会(#お水取り)が1日に本行入りしました。長さ約6mの「お松明」10本が石段を上った後、二月堂の舞台を駆け巡り、無病息災をもたらすとされる火の粉が欄干から降り注ぐと、マスク姿の参拝者から歓声が上がりました。
写真特集→https://t.co/LgRvba4SF7 pic.twitter.com/4PpQXF833p
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) March 2, 2021
ご利益は、通常の松明と同じであるといわれています。
実際に見てみると、籠松明の迫力に圧倒されるかと思います。
暗闇から振り落ちる火の粉が、また幻想的であり見物客からも大きな歓声や拍手で毎年盛り上がっています。
ぜひ直接見てみてほしいイベントになっています。
お松明のご利益は?
お松明の火の粉を浴びせられると『無病息災』、または幸福になるといわれています。
そして、杉の枝などの燃えかすをお守り代わりに持って帰るとご利益があるともいわれています。
実際に持って帰る人も多いそうですよ!
お水取りは深夜のイベントにも関わらず、毎年大混雑をするほど人気のイベントになっています。
また、全国のニュースなどでも、取り上げられるほどの代表的な存在にもなっています。
ぜひ、足を運ぶ際は大人気のお水取りも見てみてくださいね!
歴史
修二会の始まりは、今から1250年以上前に遡ります。
752年(天平勝宝4年)に、東大寺開山良弁僧正(ろうべんそうじょう)の高弟である実忠和尚(じっちゅうかしょう)が創始しました。
前述でも記載しましたが、この間様々な天災や疫病に見舞われた際にも、一度も途絶えることなく毎年行われてきたといわれています。
1250年以上の歴史を積み上げてきた修二会は、現在もその名を残し続けています。
2024年 修二会の日程・開催場所
引用:https://xn—-kx8am9ow8cv7f5tnxma.jinja-tera-gosyuin-meguri.com
2024年 修二会 | |
日程 | 2024年3月1日~2022年3月14日 毎年3月1日~14日に開催 |
開催時間 | 3/1〜3/11・3/13:19:00〜 約20分間 3/12:19:30〜(籠松明) 約45分間 3/13:深夜1:00〜(お水取り) 約30分 3/14:18:30〜 約10分間 |
開催場所 | 東大寺二月堂 |
住所 | 奈良県奈良市雑司町406-1 |
マップ | |
お問い合わせ | 東大寺 TEL:0742-22-5511 |
公式サイト | http://www.todaiji.or.jp |
混雑状況
一番の見どころであるお水取りが行われる3月12日には、毎年2万~3万人の見物客が訪れます。
土日も含めて、毎年大混雑しているため今年も大混雑が予想されます。
土日や初日、12日、最終日と比べると平日の混雑状況はまだマシなほうではあります。
しかし、お松明を近くで見たい方は、なるべく時間に余裕をもって遅くても1時間前までには、到着をすることをおすすめします。
また、混雑に巻き込まれたくない方は、平日に行くことをおすすめします。
アクセス方法・駐車場情報
電車
●JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」よりバスで10分
●近鉄奈良駅より徒歩で約20分
バス
●奈良駅の東口2番乗り場より
市内循環バス外回り『大仏殿春日大社前』を下車し、徒歩で約5分
車
●京奈和道「木津IC」より約15分
●名神高速道「京都南IC」より約60分
駐車場情報
会場には駐車場の用意はありますせん。会場周辺のコーンパーキングをご利用ください。
今回は、収容数の多い駐車場を3つ紹介します。
❶奈良登大路自動車駐車場 | |
住所 | 奈良県奈良市登大路町80 |
マップ | |
料金 | 普通車:1日1000円(平日のみ2時間無料) |
収容数 | 284台 |
会場まで | 徒歩で約8分 |
❷L PARK興福寺前第2 | |
住所 | 〒630-8301 奈良県奈良市高畑町1120 |
マップ | |
料金 | ●平日 8:00~20:00 200円/30分 20:00~翌8:00 100円 60分 ●土日祝 8:00~20:00 200円/30分 20:00~翌8:00 100円 60分 【最大料金】 平日:600円/24時間 土日祝:1500円/5時間毎 |
収容数 | 70台 |
❸タイムズ奈良中央 | |
住所 | 〒630-8227 奈良県奈良市林小路町8−1 |
マップ | |
料金 | 330円/60分 【最大料金】 ●平日 8:00〜22:00/990円 22:00〜8:00/330円 ●土日祝 8:00〜22:00/1100円 22:00〜8:00/330円 |
収容数 | 97台 |
会場周辺の駐車場になるため、会場周辺に駐車したい場合は早めに向かうことをおすすめします!
交通規制
修二会の交通規制は、12日に奈良公園周辺や東大寺周辺道路(369号線)の交通規制、二月堂付近への入場規制があります。
上記の時間帯は車での通行ができないため、車でお越しいただく際には事前に確認をするようにしましょう。
まとめ
今回は、奈良県奈良市雑司町で行われている修二会を紹介しました。
お水取りは、TVでも放送されているほど有名な行事になっているため、実際に生で迫力を味わって欲しいですね。
足を運ぶ際は、まだ寒い時期になるため防寒対策はしっかりとしていきましょう。
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